リサーチ
    2021/11/23

    レポート『WORK VISION 2030』をリリース

    レポート『WORK VISION 2030』をリリース|WORKSTYLE RESEARCH LAB.|ワークスタイルケンキュウジョ.

    当研究所の山下正太郎が、特任准教授を務める京都工芸繊維大学で、主宰するゼミの学生達とともに2030年の働き方/働く場のシナリオに関するレポートをリリースしました。レポート本編は、こちらからダウンロードできます。

    https://workvision2030.studio.site/

     

    INTRODUCTION

    「今」に力を与える未来

    混迷する社会情勢を受け、ビジネス戦略によって導かれるワークスタイル/ワークプレイスもまた読みづらくなっている。本レポートの核となるシナリオプランニングの真価は、未来を言い当てることではなく、組織の学習やマインドセットを変革することにある。

    起こり得るシナリオをメンバーが想像し、納得すること。それが主体性を引き出し、社会や企業の未来を作り上げることにつながる。このレポートが、これからのワークスタイル/ワークプレイスを作ろうと、混迷する「今」に向き合っている人たちに力を与えるものであると信じている。

     

    SCENARIOS

    コンペティティブ・プロフェッショナル社会

    現在の大企業がさらにコングロマリット化し、より統合されたプラットフォームによって充実したサービス体験が提供される社会。一方、大企業への就職をめぐって競争が激化、ロールモデルが画一化し、幼少期からの教育熱にも拍車がかかる。

     

    グローバル・ストーリーテラー社会

    政府や大企業がグローバルで山積する社会問題の解決に注力し、手厚い社会保障が提供される社会。ワーカーも企業人である前に一個人として社会参画意識が高まり、アクティビスト化することで、企業や社会を動かす原動力になっていく。

     

    パーソナライズド・ギグワーカー社会

    あらゆる個人データがスコア化され、社会に広く共有されることでライフスタイルやワークスタイルが高度に効率化された社会。AI によって日々の選択がレコメンドされ、また仕事の多くがギグワーク的に配分されることで効率的な経済活動が行われる。

     

    ハイパーローカル・アマチュア社会

    生活の基盤がローカル社会に移動し、人々は小さく綿密なコミュニティの中で生活し、身の回りの生活インフラすらもコミュニティ内で自給自足できる社会。コミュニティの中でひとつの役割に閉じず個人の能力を多方面に発揮する。

     

    MEMBER

    ・指導教員
    山下正太郎 Shotaro Yamashita
    京都工芸繊維大学
    デザイン学専攻 特任准教授
    コクヨ株式会社
    ワークスタイル研究所 所長

     

    ・ゼミ生
    B4
    加谷礼   Rei Katani

    M1
    千野太郎  Taro Chino
    三谷莉子  Riko Mitani
    三宅倫太朗 Rintaro Miyake
    宮本燎   Kagari Miyamoto

    M2
    海谷拓実  Takumi Kaiya
    安江玲於  Reo Yasue

     

    CONTACT

    当ゼミでは、次の時代の働き方/働く環境について調査研究しています。
    本レポートについてのご意見/ご感想、また共同研究のご相談等はこちらまでご連絡ください。

    京都工芸繊維大学
    デザイン学専攻
    山下正太郎ゼミ

    https://kokuyo.jp/workstyle-research/inq/

     

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