メディア更新
    2021/9/3

    愛と死の人類学・第1話・前編「お葬式は誰のために?」

    愛と死の人類学・第1話・前編「お葬式は誰のために?」|WORKSTYLE RESEARCH LAB.|ワークスタイルケンキュウジョ.

    「誰を想って涙する?」
    「タブの貸し借りがなくなるときに」
    「周りの人を巻き込んで」

    パプアニューギニアのトーライ社会では、葬式のときに故人が生前貯めてきた貝殻の貨幣(タブ)をすべて参列者にばらまいてしまう。大切な場面で貝殻のお金が重要な役割を担っているトーライ社会。第1シーズンに引き続き、パプアニューギニアをフィールドに研究されている深田淳太郎さん(三重大学)をお招きして、「死」と「愛」と「お金」について考えます。
    文化人類学者の松村圭一郎さん(岡山大学)をホストに、毎回ゲストを招いてお届けする文化人類学者のディープな対話。第2シーズン「愛と死の人類学」第1話前編。

    ・なぜ「愛」と「死」なのか
    ・お葬式はフリーマネーのお祭り
    ・その涙は誰のため?
    ・貝殻のお金の貸し借りが浮き彫りにする人間関係
    ・生活の中に潜在的にある「死」
    ・仮面精霊とラインダンス
    ・つながりあう「死」
    ・「弔いかた」に見る愛の形
    etc…

    【出演】
    深田淳太郎さん
    三重大学人文学部准教授。パプアニューギニアのラバウルをフィールドに貝殻貨幣などのローカルな経済システムと市場経済の関係について研究。近著に「除菌と除霊とキャッシュレス」(『現代思想』2020年8月号)、「貨幣と信用」(『文化人類学の思考法』所収)など。

    松村圭一郎さん
    岡山大学文学部准教授。エチオピアの農村や中東の都市でフィールドワークを続け、富の所有と分配、貧困や開発援助、海外出稼ぎについて研究。著書に『所有と分配の人類学』(世界思想社)、『基本の30冊 文化人類学』(人文書院)、『うしろめたさの人類学』(ミシマ社)、編著に『文化人類学の思考法』(世界思想社)など。『群像』で「旋回する人類学」、西日本新聞で「人類学者のレンズ」を連載中。

    【聞き手】
    山下正太郎(コクヨ ワークスタイル研究所)+若林恵(黒鳥社)

    企画・制作:コクヨ ワークスタイル研究所+黒鳥社
    制作協力:山口宜大
    音楽:森永泰弘

     

     

    SHARE